{"product_id":"kfgl1021","title":"VASE(UNIQUE PIECE)","description":"\u003cdiv class=\"item-description\"\u003e\n\u003cp\u003eKaj Franck(カイ・フランク)がデザインした、フィリグリー技法によるユニークピース。\u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003eフィリグリーはヴェネチアンガラスの技法で、Nuutajärvi(ヌータヤルヴィ)では19世紀半ばから用いられていましたが、Kaj FranckがNuutajärviで活動を始めた頃には、すでにその技法は途絶えていました。\u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003e1951年、Kaj Franckはこの技法を復興するため、ヴェネチアから職人を招きましたが、ヴェネチアとフィンランドのガラスの性質が合わず、実用化には至りませんでした。その後、Nuutajärviの職人とともに約10年にわたって試行錯誤を重ね、ヴェネチアのフィリグリーとは異なる、Nuutajärvi独自のフィリグリー技法を確立していきました。\u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003eNuutajärviのフィリグリーガラスは、色ガラスを細く長く引き伸ばしたロッドを、内側に溝のある木型に差し込み、そこへ透明ガラスを吹き込んで融着させ、捻りを加えながら製作されます。複数のガラスを均一に融着させながら、模様を崩さずに成形する必要があるため、高度な技術を要する技法です。\u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003e当初はボトル作品の栓など、小さなパーツに取り入れられ、1962年からアートガラス作品へと発展していきましたが、安定した量産が難しい技法であったことから、シリーズ作品よりも、主にユニークピースとして展開されていきました。\u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003eこの作品もそのひとつで、気泡入りのガラスとフィリグリーを組み合わせたユニークピース。KF212と同じく底面が山型に突起した造形を特徴としています。\n\u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003eカットサインは『Kaj Franck Nuutajärvi Notsjö』。\u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003e※画像では分かりづらいのですが、中腹部内側にラインに沿って表面に弾けている箇所があります。これは製造時からのものと推測されます。目立つダメージなく良い状態です。\n\u003c\/p\u003e\n\u003c\/div\u003e\n\n\u003cdiv style=\"margin-top: 48px;\" class=\"black-text-01\"\u003e\n\u003ch3\u003e\u003cstrong\u003eKAJ FRANCK｜カイ・フランク｜1911–1989｜FINLAND\u003c\/strong\u003e\u003c\/h3\u003e\n\u003cp\u003eKaj Franck(カイ・フランク)は、20世紀フィンランドのモダンデザインを代表するデザイナーのひとり。中央美術工芸学校でフィンランドデザイン界の重鎮Arttu Brummer(アルットゥ・ブルンメル)のもと、家具デザインを学び、在学中の1930年にはBrummerに率いられた研修旅行でストックホルム博覧会を訪れ、機能主義の新しい潮流に触れました。1932年に卒業後、家具やインテリア、テキスタイル、玩具など幅広い分野で活動し、1934年にはRiihimäen Lasi(リーヒマエン・ラシ)で製図工として短期間働きました。1939年以降は第二次世界大戦の影響により活動が制限されましたが、この時期の経験は、のちの社会性を備えたデザイン思想の形成につながりました。\u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003e1945年、ArabiaのアートディレクターであったKurt Ekholm(クルト・エクホルム)に招かれ、Arabia(アラビア)で戦後の日常生活に必要なテーブルウェアの刷新を担いました。Ekholmはこの時、Arabiaで初めてテーブルウェアのデザインを専門に担うデザイナーを起用しており、その最初の担い手となったのがFranckでした。もともと陶芸の訓練を受けていなかったことから、既存のテーブルウェアの慣習にとらわれない新たな視点を持つデザイナーとして起用されたと考えられます。\u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003e1946年にはKarhula-Iittala(カルフラ・イッタラ)のコンペで入賞したことを機にIittalaでガラスデザイナーとなります。1950年には、Nuutajärvi(ヌータヤルヴィ)がArabiaと同じWärtsilä(ヴァルチラ)傘下のグループ企業となったことを機に、活動の場をNuutajärviへ移し、ディレクターとしてArabiaと共通理念のガラスウェアのデザインを始めました。\u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003e『フィンランドの良心』とも称されたKaj Franckのデザイン思想は、『大衆のためのデザイン』と『デザイナーの社会的責任』という考えに基づいています。シンプルな幾何学フォルムと装飾を排した色彩による表現で、長く使い続けることのできる普遍的なプロダクトを数多くデザインしました。彼にとって美しさとは、\"necessary, functional, justified and right\"(「必要であり、機能的であり、正当であり、適切であること」)でした。\u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003e1950年代にデザインされたArabiaのKILTA(現TEEMA)シリーズやNuutajärviのタンブラー5027(現KARTIO)シリーズは、Kaj Franckの思想を最も端的に示す代表作であり、現在もIittalaで製造が続けられているロングセラーとなっています。特にKILTAは、必要な器を個別に選び、自由に組み合わせて使うという革新的な考え方を提示し、従来の食器セットのあり方を再定義するとともに、その後のモダンテーブルウェアの方向性を示しました。またその一方で、Nuutajärviでは、1970年代を中心に様々な技法を駆使した工芸的アプローチによる芸術性の高いユニークピースのガラス作品も数多く手がけており、そこにはFranckの芸術家としてのもうひとつの側面を見ることができます。\u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003e1960年からはヘルシンキの芸術デザイン学校で教育にも携わり、フィンランドのデザイン教育にも大きな影響を与えました。また、その名を冠したKaj Franckデザイン賞が設けられていることからも、その功績と影響の大きさがうかがえます。1954年のミラノ・トリエンナーレでの名誉賞をはじめ、1955年のルニング賞、1957年のミラノ・トリエンナーレでのグランプリ、コンパッソ・ドーロ賞など受賞歴多数。\u003c\/p\u003e\n\u003c\/div\u003e","brand":"KAJ FRANCK","offers":[{"title":"WHITE \/ KFGL1021","offer_id":48640874086640,"sku":null,"price":165000.0,"currency_code":"JPY","in_stock":true}],"thumbnail_url":"\/\/cdn.shopify.com\/s\/files\/1\/0786\/5761\/8160\/files\/KFGL1021_1.jpg?v=1766930297","url":"https:\/\/elephant-life.com\/products\/kfgl1021","provider":"ELEPHANT","version":"1.0","type":"link"}