CARL-HARRY STÅLHANE

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      Carl Harry Stålhane(カール・ハリー・スタルハーネ)は、スウェーデンのアーティスト/デザイナー。1939年よりRörstrand(ロールストランド)でGunnar Nylund(グンナー・ニールンド)のアシスタントデコレーターとしてキャリアをスタート。1945年より美術部門の独立したアーティストとしてストーンウェア作品の制作に取り掛かり、1948年にストックホルムでその成果を発表。様々な影響を受けた幅広いスタイルの作品群は、新世代のアーティストの誕生として好意的に受け入れられ、スウェーデン国内で巡回展が開催されました。1948年から1年半に及んだパリでの留学では彫刻を学び、Pablo Picaso(パブロ・ピカソ)の陶芸作品デビュー展やJoan Miro(ジョアン・ミロ)の陶芸作品を鑑賞するなど見聞を広げ、帰国後の1952年の個展で新たなスタイルの作品を発表。中国の陶磁器に影響を受け、ストイックに研ぎ澄まされたシンプルなラインで構成されたフォルムの作品は、賞賛を浴びその名を不動のものとしました。この後も一つのスタイルにとどまることなく、新たなスタイルを模索し多くの作品を発表、1954年からはテーブルウェア、1960年代にはパブリックアートの分野でも活躍しました。1964年に制作され、アメリカのカンサスシティに設置された”Growing Country”と題された作品は54メートルにも及ぶ巨大なものでした。1973年にRörstrandを離れ、自身のスタジオDesignhusetを設立し亡くなる1990年まで創作活動を続けました。
      ミラノトリエンナーレで1951年に名誉賞、1954年に金賞を受賞するなど受賞歴多数。

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