Gunnel Nyman(グンネル・ニューマン)は、フィンランドの女性デザイナー。中央工芸学校で家具デザインを専攻、フィンランドのデザイン界の指導的立場にあったArttu Brummer(アルツ・ブルマー)に師事。在学中より多数のコンペに参加、入賞しデザイナーとして華々しいスタートを切りました。卒業後はフリーランスのデザイナーとして、フィンランドの主要ガラスメーカー全て(Riihimaki、Karhula、Iittala、Nuutajarvi)にデザインを提供。また、Paavo Tynell(パーボ・ティネル)との共作など多くの照明器具や家具などもデザイン。異なる分野で国際展に入賞するなど、早くから注目を浴びた才能溢れるデザイナーでしたが、1948年に39歳という若さで逝去。1950年代に開花するフィンランドのモダンデザインの礎を築き、後の多くのデザイナーに大きな影響を及ぼしました。