KERA|ケラ|1917–1958|FINLAND
Kera はフィンランドの小規模な陶器製造会社で、1917年に Grankullan Saviteollisuus Oy として創業し、いくつかの社名変更を経て、1932年に Kera Oy となりました。
当初はレンガや建築資材の製造を主としていましたが、Keraとなってからは植木鉢や日用品の陶器、さらにデザイナーが関わる装飾陶器の制作へと展開していきました。
近郊で採れる赤土を用いた素朴な質感と、シンプルなフォルムが特徴です。
1930年ごろ、Marita Lybeck は工場で赤土の陶芸制作に触れ、その魅力に惹かれたことが陶芸家を志すきっかけとなりました。
Marita Lybeck が1930年代半ばから Artek のためにデザインした赤土の陶器は、彼女自身の工房を構えるまで Kera で製造されました。
1950年代には業績が悪化しており、テコ入れのため1957年に Marita Lybeck がアートディレクターとして迎えられましたが、翌1958年に Kera は操業を終了しました。