Item No. :BRYK006
Designer:RUT BRYK
Maker:ARABIA
Size :H:40mm W:123mm D:123mm
1950年代初めに石膏型を用いた新たな技法に着手。
これにより同じ図柄の作品であるが、様々な釉薬の組み合わせや型押しなど装飾を施すことにより一つ一つ個性のある作品となりました。
こちらは、この石膏型を用いた技法の作品で1957年にデザインされた『蝶』をモチーフとしたレリーフのひとつで、1958年のブリュッセル万博のフィンランド館にて発表されました。
このレリーフ以前にも蝶をモチーフとした作品はありましたが、 1957年は、画家であり蝶類学者でもあった父フェリックスが亡くなった年でもあり、父への様々な思いを改めて作品に落とし込んだレリーフのシリーズといえます。
パステル調のピンクの釉薬に2頭の蝶が配され、側面などに型押し装飾が施されています。背面はブルーの釉薬。
※側面角にダメージがあります。この他は、全体に艶があり、スレなどもなく非常に良い状態です。
Rut Bryk(ルート・ブリュック)は、フィンランドの女性デザイナー・芸術家。
中央美術工芸学校でグラフィックアートを専攻。卒業後はイラストやテキスタイルデザインなどグラフィックアーティストとして活動。
1942年にARABIAの芸術部門のアートディレクターであるKurt Ekholm(クルト・エクホルム)に誘われ訓練生として入社し50年間の長きにわたり芸術部門で活躍しました。
1945年に結婚した夫は、後にIittalaなどで活躍したフィンランドを代表するデザイナーのTapio Wirkkala(タピオ・ヴィルカラ)。
ミラノトリエンナーレでは、1951年に夫と共にグランプリ、1954年に名誉賞を受賞。
陶土を革新的な独自の表現手法として用いた作品を多く残し、フィンランドにおけるモダニズムを牽引したひとりです。
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