Item No. :KFKL516
Designer:KAJ FRANCK
Maker:ARABIA
Size :H:24mm φ:59mm
KILTAシリーズは、1953年に発表され1974年まで製造。
「ディナーセットを紛糾せよ」というスローガンのもと一切の無駄を省き、一つで多目的に使用でき他の食器とも調和しやすいという機能的でミニマムなデザイン。
デコラティブで一つひとつ用途の決まったディナーセットが主流であった時代に発表され「キッチン革命」をおこしたKAJ FRANCK(カイ・フランク)の代表作です。
こちらは、1955年にKILTAシリーズに追加されたAモデルのエッグリング。
※目立つダメージなく良い状態です。
Kaj Franck(カイ・フランク)は、20世紀フィンランドのモダンデザインを代表するデザイナーのひとり。 ヘルシンキの中央美術工芸学校(現アールト大学)ではArttu Brummer(アルッツ・ブルマー)に師事。卒業後は家具やインテリア、テキスタイルなど幅広い分野で活動しました。
1945年にKurt Ekholm(クルト・エクホルム)の要請でArabia(アラビア)に主任デザイナーとして迎えられ、戦後の日常生活に必要なテーブルウェアの刷新を担いました。 1946年には、Karhula-Iittala(カルフラ・イッタラ)のコンペで入賞したことを機にIittalaでガラスデザイナーとなりますが、1950年にArabiaと同じWärtsilä(ヴァルチラ)傘下のグループ企業となったNuutajärvi(ヌータヤルヴィ)に移籍し、ディレクターとしてArabiaと共通理念のガラスウェアのデザインを始めました。
『フィンランドの良心』とも称されたKaj Franckのデザイン思想は、「大衆のためのデザイン」と「デザイナーの社会的責任」という考えに基づいています。 シンプルな幾何学フォルムと装飾を排した色彩による表現で、長く使い続けることのできる普遍的なプロダクトを数多くデザインしました。
ArabiaのKILTA(現TEEMA)シリーズやNuutajärviのタンブラー5027(現KARTIO)シリーズは、現在もIittalaで製造が続けられるロングセラーとなっています。 またその一方で、Nuutajärviでは工芸的アプローチによる芸術性の高いユニークピースのガラス作品も数多く手がけており、これらにFranckの芸術家としての側面を見ることができます。
1960年からはヘルシンキの芸術デザイン学校(現アールト大学)で教育にも携わり、フィンランドのデザイン教育にも大きな影響を与えました。 ルニング賞(1955年)、ミラノ・トリエンナーレ グランプリ(1957年)、コンパッソ・ドーロ賞(1957年)など受賞歴多数。
Arabiaは1873年、ヘルシンキ郊外のアラビア地区にスウェーデンの陶磁器メーカー Rörstrand(ロールストランド)の子会社として設立され、翌1874年に操業を開始しました。 1916年にはRörstrandの資本から離れ、フィンランド企業として独立します。
1929年には全長112メートルにおよぶ当時世界最大級のトンネル窯が導入され、 生産の効率化と大量生産体制が確立されました。 これによりArabiaはヨーロッパ有数の陶磁器工場へと発展していきます。
1932年にはKurt Ekholm(クルト・エクホルム)がアートディレクターに就任し、 Arabiaにおける芸術活動を芸術部門として組織化。 作家のための制作環境を整え、プロダクトとアートピースを並行して発展させる体制を築きました。
Arabiaの大きな特徴は、芸術部門、応用芸術部門、プロダクトデザイン部門という 三つの分野が相互に関わりながら製品開発を行ってきたことにあります。
芸術部門にはToini Muona(トイニ・ムオナ)、Friedl Kjellberg(フリードル・チェルベリ)、 Michael Schilkin(ミカエル・シルキン)、Birger Kaipiainen(ビルガー・カイピアイネン)、 Rut Bryk(ルート・ブリュック)、Kyllikki Salmenhaara(キーリッキ・サルメンハーラ)らが参加。 その作品は1930年代から国際的な評価を獲得し、Arabiaの文化的側面を担うとともに、 フィンランド陶芸の発展に重要な役割を果たしました。
1940年代にはFriedl Kjellbergが蛍手の技法を用いたRice Porcelainを開発。 1950年から量産が開始され、1974年まで続くロングセラーとなり、 Arabiaを代表する芸術磁器として国際的に高い評価を受けました。
Ekholmは1930年代に北欧で広がった機能主義の流れを背景に、 1935年にテーブルウェアARシリーズ(SINIVALKO)を発表し、 後の北欧モダンデザインの方向性を示しました。
1945年にはKaj Franck(カイ・フランク)がデザイナーとして入社し、 Kaarina Aho(カーリナ・アホ)やUlla Procopé(ウラ・プロコペ)らとともに プロダクトデザインの刷新を進めました。 1953年に発表されたKiltaシリーズは、シンプルな幾何学フォルムと多用途性を特徴とする 革新的なモダンデザインのテーブルウェアとして大きな成功を収めました。
Arabiaは1930年代から数多くの受賞歴を誇りますが、特に1950年代の ミラノ・トリエンナーレ(1951・1954・1957)では、 芸術部門の作家の作品に加えデザイナーによるプロダクトも数多く受賞し、 世界的な評価を確立しました。
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