MARKKU SALO|マルック・サロ|1954–|FINLAND
Markku Salo(マルック・サロ)は、フィンランドのデザイナー/ガラスアーティスト。
ヘルシンキの芸術デザイン大学でインダストリアルデザインを専攻し、1979年の卒業後、電子機器メーカーのSalora(サロラ)に入社。インダストリアルデザイナーとしてテレビやオーディオ機器などのデザインに携わった後、1983年にNuutajärvi(ヌータヤルヴィ)のデザイナーに採用されました。
ガラスは初めて扱う素材でしたが、Saloraで培った量産品のデザイン経験を生かし、テーブルウェアや花器をはじめとするガラス製品を数多く手がけました。製造工程を通して素材と技法への理解を深める一方、1987年にはヘルシンキのギャラリーで初個展を開催。量産品のデザインと並行して、ユニークピースや空間作品の制作にも取り組むようになりました。
1980年代後半には、ポストモダニズムの影響が見られる古代文化や建築的な形態を取り入れた作品を発表。また、金属製のフレームやメッシュにガラスを吹き込む技法など、ガラスと異素材を組み合わせた造形は、Markku Saloの作品を特徴づける要素となり、さまざまなアートピースへと展開されました。
1991年にはIittala-Nuutajärvi(イッタラ・ヌータヤルヴィ)を退職し、自身のデザイン事務所を設立。翌1992年から5年間の国家芸術家助成金を受け、アーティストとして制作活動に取り組むとともに、フリーランスのデザイナーとして活動し、芸術デザイン大学などで教育にも携わりました。
1989年の国家工芸デザイン賞、1990年のGeorg Jensen Prize、2015年のKaj Franck Design Prizeなど受賞歴多数。