"eye, hand and thought" TAPIO WIRKKALA Exhibition  2000 POSTER
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"eye, hand and thought" TAPIO WIRKKALA Exhibition  2000 POSTER
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"eye, hand and thought" TAPIO WIRKKALA Exhibition  2000 POSTER

"eye, hand and thought" TAPIO WIRKKALA Exhibition 2000 POSTER

¥38,500
/
税込

Item No. :POST072
Designer:Tapio Wirkkala
Maker:Taideteollisuusmuseo
Size :722mm x 522mm x 28mm

Stock 1

2000年にTaideteollisuusmuseo(現デザインミュージアム)で開催された、Tapio Wirkkala(タピオ・ヴィルカラ)の大規模回顧展『eye, hand and thought』のポスター。

メインビジュアルは、1958年にデザインされたプライウッドの彫刻が用いられています。

オフセット4色プロセス印刷。

※巻き皺やカスレがあります。アッシュ材のフレームにて新たに額装したものとなります。挿し箱、黄袋付き。

TAPIO WIRKKALA|タピオ・ヴィルカラ|1915–1985|FINLAND

Tapio Wirkkala(タピオ・ヴィルカラ)は、フィンランドデザインを国際的成功へ導いた中心的存在であり、20世紀を代表するデザイナーの一人です。1933年に入学した中央美術工芸学校では彫刻を専攻し、フィンランドデザイン界の重鎮Arttu Brummer(アルットゥ・ブルンメル)のもとで学びました。この時、後にArabia(アラビア)で活躍するBirger Kaipiainen(ビルガー・カイピアイネン)、家具デザイナーのIlmari Tapiovaara(イルマリ・タピオヴァーラ)、Marimekko(マリメッコ)の創設者Armi Ratia(アルミ・ラティア)など、後にフィンランドデザインを牽引する錚々たる同時代の才能と共に研鑽を積みました。また、同じ建物内にあったAteneum(アテネウム)絵画学校に在籍していたTove Jansson(トーベ・ヤンソン)とも交友を深めました。

学内のポスターコンペで優勝するなど早くから頭角を表し、1936年の卒業後は自身のスタジオを拠点に、広告会社のグラフィックデザイナーとして活動を開始しました。広告や印刷物のデザインを手がけ、様々なコンペにも精力的に参加しました。同年にはRiihimäen Lasi(リーヒマエン・ラシ)のコンペで2等を獲得するなど順調な歩みを見せましたが、1939年からは第二次世界大戦の影響により活動は大きく制限されました。

1945年にはBirger Kaipiainenの紹介で、Arabia芸術部門のアーティストであったRut Bryk(ルート・ブリュック)と出会い結婚。その後、生涯を共にしながら互いに影響を与え合う関係は、Wirkkalaの造形思想を支える重要な基盤となりました。

1946年、Karhula-Iittala(カルフラ・イッタラ)ガラスデザインコンペでの受賞を契機に、1947年よりIittalaと協働し、その名を広く知らしめることとなるガラスデザイナーとしての活動を始めました。Iittalaでは、芸術性の高いアートガラスからプロダクトまで数多くのデザインを手がけ、1951年にIittalaにデザイナーとして加わる盟友Timo Sarpaneva(ティモ・サルパネヴァ)と共にIittalaをフィンランドを代表するブランドへと押し上げました。

1951年のミラノ・トリエンナーレでは、展示デザイン、プライウッド彫刻、照明の3部門でグランプリを受賞したことによって国際的評価を確立しました。さらに1954年のミラノ・トリエンナーレでも、展示デザイン、アートガラス、プライウッド彫刻の3部門で再びグランプリを受賞し、二度にわたって3部門でグランプリを獲得するという極めて異例の快挙を成し遂げました。こうした活躍をきっかけに、イタリアデザインの巨匠で、Domusマガジンの創刊者であるGio Ponti(ジオ・ポンティ)との交流も生まれました。1954年のミラノ・トリエンナーレを機にRaymond Loewyに招かれ、1955年から1956年にかけてニューヨークの事務所で働き、国際的な工業デザインの手法に触れるとともに、その後の制作に大きな影響を受けました。この時の経験は、ドイツのRosenthal(ローゼンタール)との協働にもつながりました。

ガラス、木工、金属工芸、陶磁器など領域を横断したデザインを展開し、特にプライウッド彫刻は、自然のリズムと幾何学的構成を結びつけるTapioの造形世界を語るうえで欠かせない重要な表現領域でした。イタリアのVenini(ヴェニーニ)ではヴェネチアンガラスの職人と共に多くのアートガラスを制作し、またKultakeskus(クルタケスクス)ではフィンランドにおける金属工芸に新たな方向性を示したパイオニアの一人となりました。

その造形は、自然からの着想と幾何学的秩序の双方に基づき、有機的形態と抽象的構成を往還する点に特徴があります。素材への深い理解に裏打ちされたフォルムは、芸術性と工業生産を高次元で結びつけるものでした。制作の根幹には『手の感覚』があり、ナイフや彫刻刀を用いて模型や原型を自ら制作し、ガラスの型(モールド)も自身で手がけるなど、身体的なプロセスを通して形態を検証し、試作を重ねる独自の方法を確立しました。ラップランドの自然環境も重要な創作源であり、氷や水、地形の変化といった自然現象は、多くの作品において抽象化された形態として表れています。


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